麻しん(はしか)に注意しましょう

公開日 2024年05月28日

麻しんは、感染力が非常に強く、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。

国内でも、主に海外からの持ち込み事例が見られており、注意が必要です。

麻しんとは

麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症として知られています。

感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2、3日熱が続いた後、39度以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。

感染経路

空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへと感染します。

麻しんにかかったかなと思ったら

症状から麻しんが疑われる場合には、かかりつけ医または医療機関に電話等で伝え、受診の要否や注意点を確認してから、その指示にしたがってください。また、医療機関へ移動される際は、周囲の方への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用を可能な限り避けてください。

麻しんにかからないためには

麻しんは、感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできませんが、ワクチン接種が有効です。

ワクチン接種

麻しん含有ワクチン(主に接種されているのは、麻しん風しん混合ワクチン)を接種することによって、95%程度の人が麻しんウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。また、2回の接種を受けることで1回の接種では免疫が付かなかった方の多くに免疫をつけることができます。

定期予防接種対象者

予防接種費用は無料です。

  •  1回目(第1期):生後12か月から生後24か月に至るまでの間
  •  2回目(第2期):5歳以上7歳未満の者であって、小学校就学前の1年間(幼稚園・保育園年長児の4月1日から3月31日)

定期接種の時期にない方(任意接種)

予防接種費用は自己負担です。医療機関にご相談ください。
 

関連サイト

厚生労働省ホームページ「麻しんについて」(外部サイト)
国立感染症研究所ホームページ「麻しんとは」(外部サイト)

お問い合わせ

健康政策課
健康政策係(予防接種・感染症)
住所:栃木県大田原市本町1丁目4番1号 本庁舎3階
TEL:0287-23-8975
FAX:0287-23-7632