風しんの免疫を持たない女性が妊娠中（特に妊娠初期）に感染すると、胎児が白内障、先天性心疾患、難聴を主な症状とする先天性風しん症候群になる可能性があります。

　市では、風しんの流行拡大を防止し、風しんから赤ちゃんを守るため、市が行政措置として行う法定外の予防接種として風しん予防接種の接種費用を一部助成します。

助成額

助成はいずれかのワクチン1回です。

風しんワクチン

2,600円

麻しん風しん混合ワクチン

5,200円

受け方

1. 医療機関で予防接種の予約をする。
2. 接種当日、医療機関を受診。医療機関窓口で自己負担額を支払う。
   （接種費用は医療機関ごとに定めています。接種費用から助成額を引いた額をお支払いください。）

（注意）予防接種を受ける前に、「風しんの予防接種を受ける方への説明書」を必ずお読みください。

風しんの予防接種を受ける方への説明書[PDF：323KB]

（注意）以下、対象者3に該当する方は、抗体検査結果を医療機関にお持ちください。

対象者

大田原市に住所を有する方で、次の1から4のいずれかに該当する方

1. 妊娠を希望している方（妊娠中の方は受けることができません）
2. 妊娠中又は妊娠を希望している方の夫（婚姻関係を問わない）
3. 風しん抗体検査により抗体価が低いと判明している方で妊娠中又は妊娠を希望する方の夫以外の同居者
4. 18歳から60歳未満の男性
   ただし、定期接種対象者は、定期接種として実施します。（昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性）

（注意）対象者には、原発避難者特例法に基づき指定市町村から住民票を移さずに大田原市に避難している方も含みます。

（注意）転出により大田原市民でなくなった日以降、本助成を受けることはできません。

予防接種を受けることができない方

次のうち、いずれか1つでも該当する方は接種できません。

• 明らかに発熱している方（37.5度以上）
• 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
• 本剤の成分によってアレルギー反応をおこしたことが明らかな方
• 明らかに免疫機能に異常のある疾患を有する方及び免疫抑制をきたす治療を受けている方
• その他、予防接種を行うことが不適当な状態にある方

予防接種を受ける時、医師とよく相談しなければならない方

• 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害などの基礎疾患がある方
• 過去の予防接種で接種後、2日以内に発熱の見られた方及び全身性発疹などのアレルギーを起こしたことのある方
• 過去にけいれんを起こしたことがある方
• 過去に免疫不全の診断をされている方及び近親者に先天性免疫不全の方がいる方
• 本剤に対しアレルギーを起こす可能性がある方

健康被害救済制度

　大田原市が行政措置として行う法定外の予防接種となりますので、万が一健康被害が起きた場合は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法及び大田原市予防接種事故災害補償規則により対応いたします。

風しん予防接種実施医療機関

事前に医療機関に予約をして、予防接種を受けてください。実施医療機関については、法定外予防接種のお知らせ記事内「令和6年度風しん予防接種実施医療機関一覧」をご覧ください。実施医療機関一覧以外の医療機関での接種を希望する場合には、必ず接種前に市へお問い合わせください。