野鳥における鳥インフルエンザ

公開日 2024年03月27日

 栃木県では、環境省が設定する「対応レベル」と「検査優先種(鳥の種類)」に応じて鳥インフルエンザの疑いのある死亡野鳥等を回収し、検査を実施しています。
 現時点(令和6年3月27日)での国内の野鳥における鳥インフルエンザは1都1道1府24県で141件の陽性が確認されており、現在の対応レベルは対応レベル3(国内複数箇所発生時)で死亡野鳥等の回収基準は以下のとおりです。

  • 検査優先種1:1羽以上
  • 検査優先種2:1羽以上
  • 検査優先種3:3羽以上
  • その他の種:5羽以上

検査優先種1

カモ目カモ科 ヒシクイ、マガン、シジュウカラガン、コクチョウ、コブハクチョウ、コハクチョウ、オオハクチョウ、オシドリ、ヒドリガモ、キンクロハジロ
カイツブリ目カイツブリ科 カイツブリ、カンムリカイツブリ
ツル目ツル科 マナヅル、ナベヅル
チドリ目カモメ科 ユリカモメ
タカ目タカ科 オジロワシ、オオタカ、ノスリ
ハヤブサ目ハヤブサ科 ハヤブサ

検査優先種2

カモ目カモ科 マガモ、オナガガモ、トモエガモ、ホシハジロ、スズガモ
タカ目タカ科 オオワシ、クマタカ
フクロウ目フクロウ科 フクロウ

検査優先種3

カモ目カモ科 カルガモ、コガモ等(検査優先種1、2以外全種)
カイツブリ目カイツブリ科 ハジロカイツブリ等(検査優先種1、2以外全種)
コウノトリ目コウノトリ科 コウノトリ
カツオドリ目ウ科 カワウ
ペリカン目サギ科 アオサギ
ペリカン目トキ科 クロツラヘラサギ
ツル目ツル科 タンチョウ等(検査優先種1、2以外全種)
ツル目クイナ科 オオバン
チドリ目カモメ科 ウミネコ、セグロカモメ等(検査優先種1、2以外全種)

タカ目ミサゴ科

ミサゴ
タカ目タカ科 トビ等(検査優先種1、2以外全種)
フクロウ目 コミミズク等(検査優先種1、2以外全種)
ハヤブサ目 チョウゲンボウ等(検査優先種1、2以外全種)
スズメ目カラス科 ハシボソガラス、ハシブトガラス

その他の種

上記以外の鳥種すべて

 

【参考】
栃木県ホームページ「野鳥の鳥インフルエンザに関する情報」(外部サイト)

  • 対応レベル1 通常時
  • 対応レベル2 国内発生時(単発時)
  • 対応レベル3 国内複数箇所発生時

(注意)中国や韓国など、近隣国で発生した場合にも、状況に応じて対応レベル2または対応レベル3となります。

死亡した野鳥を見つけたら

死亡した野鳥は素手で触らないでください。野生動物は様々な雑菌類を保有していることがあります。野鳥などに素手で触るような過度な接触は避けてください。

死亡または衰弱した野鳥を発見した場合には下記までご連絡ください。

  • 栃木県県北環境森林事務所環境企画課
    Tel:0287-23-6363
  • 大田原市農林整備課農村環境対策係
    Tel:0287-23-8813

鳥インフルエンザウイルスの人への感染について   

鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触等の特殊な場合を除いて、通常では人には感染しないと考えられています。日常生活において、野鳥の排泄物などにふれた場合でも手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありませんので、冷静な行動をお願いします。

野鳥に餌を与えないでください

野鳥に餌を与えることは、野鳥が多数集まり、生態系のバランスが崩れることにつながります。本来、野鳥が生きていくためには、人間による餌付けは必要ありません。

問い合わせ

農林整備課農村環境対策係
 TEL:0287-23-8813