容器包装プラスチックの分別収集が始まります

公開日 2023年09月28日

 今まで「もやせるごみ」としていた容器包装プラスチックをリサイクル(資源の有効利用)するため、新たに分別収集を令和6年4月1日から始めます。

 

 (画像のPDFはこちら容器包装プラスチック分別収集チラシ[PDF:1.44MB]

 

容器包装プラスチックを分別収集する目的

 現在、大田原市の一般家庭等から排出されるプラスチック廃棄物は、もやせるごみとして収集し、広域クリーンセンター大田原にて焼却処理し、発生した熱で発電等の熱回収を行っています。

 プラスチック廃棄物については、海洋プラスチックごみ問題、気候変動問題、諸外国の廃棄物輸入規制強化への対応を契機に、国内におけるプラスチックの資源循環を一層促進する重要性が高まっており、多様な物品に使用されているプラスチックに関し、包括的に資源循環体制を強化する必要があることから、「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が制定され、令和4年4月1日から施行されました。

 これにより、各市区町村ではプラスチックを分別収集することが努力義務となったため、大田原市も、令和6年度から容器包装プラスチックの分別収集を開始します。

 今後は、もやせるごみの減量化とプラスチック資源の有効活用を目的として、再資源化に適したプラスチックの再資源化を進めていくこととなります。

容器包装プラスチックとは

 食品や日用品などの商品を包んでいる「包装」、または商品が入っている「容器」のうち、商品を出したり、使ったりした後、不要になるプラスチックです。容器包装プラスチックに該当するものには、本体や外箱、外袋などにプラマークがついています。

容器包装プラスチックの収集日

大田原東地区(山の手、城山、紫塚、中央、住吉町、新富町、元町、若松町、富士見、若草、紫塚ニュータウン、大和久自治会)

 金曜日(月2回・隔週)

大田原西地区(本町、末広、美原、加治屋、浅香(浅香5丁目を除く))

 木曜日(月2回・隔週)

金田地区(紫塚ニュータウン・大和久自治会を除く)

 火曜日(月2回・隔週)

野崎・親園・佐久山地区(浅香5丁目を含む)

 月曜日(月2回・隔週)

湯津上・黒羽地区(湯津上、黒羽、川西、両郷、須賀川)

 資源ごみ等の日

  • 詳しい収集日は、令和6年度ごみ分別収集カレンダーでご案内します。

容器包装プラスチックの出し方

  • 各地区の収集日に、「透明な袋」に入れて、口をしばって朝8時30分までにごみステーションに出してください。

袋について

  • 透明な袋は、指定袋を定めませんので、任意の「透明な袋」に入れてください。なお、透明な袋を原則としますが、中に入っているものの文字が判別できる程度の半透明の袋も可とします。
  • ごみの飛散防止、収集漏れの防止、収集の効率化、リサイクル処理工程の効率化のために、透明な袋の大きさはおおよそ20リットル以上45リットル以下を目安としてください。
  • 中身が確認できず、収集作業の妨げになったり、リサイクル作業に支障をきたす恐れがあるため、小分けの袋に入れずに、透明な袋に直接入れてください。
  • レジ袋については、店名やロゴが印刷してある場合でも、サイズや色が適正であれば使用できます(20リットルから45リットル程度の大きさで、透明または半透明)。一般的なレジ袋に多い乳白色の袋は、中身が確認できないため使用できません。

ふくろの例

容器包装プラスチックを出す時の注意点

  • 食べかすや食品、内容物などの汚れがあると、リサイクルできませんので、軽く水洗いをしたり、ふき取るなどして、汚れを落としてから出してください。軽く水洗いをする程度で汚れが落ちない場合や、においが強くついたものは、「もやせるごみ」に出してください。水洗いして汚れが落ちれば、容器包装プラスチックとして出すことができます。
  • プラマークがついていないプラスチック(ペットボトル、CDケース、プラスチック製食器、文房具などの製品プラスチックなど)は、容器包装プラスチックではありませんので、「もやせるごみ」として出してください。金属が付いているものは「もやせないごみ」として出してください。
  • プラマークは、商品によって表記が異なる場合があります。対象の容器包装プラスチックに直接印刷(刻印)してある場合や、ラベルなどにプラマークを表記し、その横や下に対象となるもの(キャップ、ラベル、外袋、個包装など)を表記している場合などがあります。表記をご確認いただきますようお願いします。

 容器包装プラスチックの見分け方

 容器包装プラスチックの見分け方は、次のフロー図を参考にしてください。

分別収集の対象となるものの例

容器(カップ・パック)類

 (例)弁当、惣菜の容器など
    カップ麺、プリン、ゼリー、アイス、飲料のカップなど
    卵、豆腐、総菜のフードパックなど

トレイ類

 (例)色付き食品トレイ(精肉、魚介類、総菜、米飯)など
 (注意:白色トレイは別に分別収集します。)

袋類

 (例)食料品、日用品、薬、食器(フォーク・スプーン・割り箸・ストロー)の袋、レジ袋など
 (注意:プラスチック製食器は、袋は容器包装プラスチックですが、本体は容器包装プラスチックではありません。)

ラベル・フィルム類

 (例)ペットボトルのラベル、プリン・ゼリー・ヨーグルト・飲料などのラベル(ふた)、食品・雑貨・書籍などの外装フィルム(シュリンクフィルム)、家電の保護フィルムなど

ボトル類

 (例)乳酸菌飲料、調味料(醤油、みりんなど)、ボディソープ、シャンプー、リンス、コンディショナー、マウスウォッシュ(洗口液)など

緩衝材

 (例)エアクッション(プチプチ)、発泡スチロール(粒状のもの)、果物のネット(フルーツキャップ)など

その他

 (例)ペットボトルのキャップ、タブレット菓子のケース、薬(錠剤・カプセル)のシート、食パンの留め具(バッグ・クロージャ)、ワイシャツのクリップ、カプセルトイのカプセル、野菜のネット、園芸用苗ポット(家庭から出たものに限る)など

分別収集対象としないもの

 プラマークが付いている容器包装プラスチックの中には、汚れやにおいが落としづらいものや、リサイクル過程での圧縮処理に適さないものがあります。
 これらは、分別収集の対象としません。

チューブ類

 チューブ類は、汚れが落としづらいため、分別収集の対象外とします。(※汚れがなく、十分に乾燥しているものは対象となります。)
 (例)マヨネーズ、ケチャップ、練りわさび、練りからし、おろしにんにく、マスタード、練乳、ラード、歯磨き粉、ハンドクリーム、軟膏など

小袋類

 小袋類は、汚れが落としづらいため、分別収集の対象外とします。(※汚れがなく、十分に乾燥しているものは対象となります。)
 (例)納豆のたれ、からし、醤油、ソース、わさび、餃子のたれ、ラー油、カップ麺の調味油、液体スープなど

レトルトパウチ

 レトルトパウチは、汚れが落としづらいため、分別収集の対象外とします。(※汚れがなく、十分に乾燥しているものは対象となります。)
 (例)カレー、パスタソース、丼ものの具、おかゆ、非常食、戦闘糧食(レーション)、宇宙食など

詰め替えパック

 詰め替えパックは、汚れが落としづらいため、分別収集の対象外とします。(※汚れがなく、十分に乾燥しているものは対象となります。)
 (例)ハンドソープ、ボディソープ、シャンプー、洗剤など

コスメティック容器

 一部のコスメティック容器は、汚れが落としづらいため、分別収集の対象外とします。(※汚れがなく、十分に乾燥しているものは対象となります。)
 (例)塗布付容器(マニキュア、マスカラ)、繰り出し容器(口紅、リップクリーム)など

ポンプ

 ポンプは、中に金属製のスプリングが入っているため、分別収集の対象外とします。
 (例)ハンドソープ、ボディソープ、シャンプー、化粧水、洗剤などのポンプ部分

梱包用発泡スチロール

 梱包用発泡スチロールは、リサイクルの過程で圧縮処理が困難なため、分別収集の対象外とします。
 (例)家電などの梱包用発泡スチロール

白色トレイ

 白色トレイは別に収集日を設けていますので、白色トレイに分別してください。

その他

 (例)スティックのりの容器、農薬が入っていた容器

間違えやすいもの

 プラスチックでできているものでも、プラマークがついていないものがあります。これらは、容器包装プラスチックとはリサイクルの過程が違うため、一緒に出すことはできません。

製品プラスチック

 食品や日用品などの商品を包んでいる「包装」、または商品が入っている「容器」のどちらでもない、商品そのもののプラスチックは、分別収集の対象になりません。

 (例)ハンガー、食器(フォーク・スプーン・箸・皿・コップなど)、ストロー、歯ブラシ、文房具(消しゴム・定規など)、クリアファイル、下敷き、衣装ケース、コンテナ、バケツ、洗面器、洗濯かご、計量カップ、ボウル、ざる、水切りかご、お玉、へら、スパチュラ、フライ返し、トング、しゃもじ、まな板、製氷皿、食品保存容器(タッパー)、弁当箱、ウォーターピッチャー、醤油さし、三角コーナー、スポンジ、お盆、じょうろ、レコード、CD・DVD・BD及びケース、ビデオテープ、ネガフィルム、ポリタンク、クーラーボックス、プランター、ちりとり、風呂いす、手桶、くし、ヘアブラシ、うちわ、書類立て、レターケース、寿司・弁当の中仕切り(バラン)、湿布薬のフィルム、レジャーシート、ブルーシート、棒つきキャンディ・チョコレート・アイスの棒、はんこ、水槽、人工芝、除草シート、テントなどのペグ、反射材、合成繊維、眼鏡、コンタクトレンズ、ボタン、パレット、パイプ(配管)、釣り糸、ルアー、軸受、虫かご、プラモデル、フィギュア、おもちゃなど

絶対に入れてはいけないもの(禁忌品)

 収集作業中のけがや、車両・施設の故障や火災の原因になりますので、以下のものは絶対に入れないでください。

危険物

 (例)電池が含まれるもの(電池で動くおもちゃ、ハンディファン、電子タバコ、携帯電話、スマートフォン、タブレット、充電式イヤホンなど)、刃物(はさみ、包丁、カッター、かみそりなど)、鋭利な突起物(針、釘、鋲、ネジなど)、高圧ガス、核燃料物質、放射性物質、毒物、劇物、火薬、爆薬、病原体、その他消防法で定められた危険物(酸化性固体、可燃性固体、自然発火性物質及び禁水性物質、引火性液体、自己反応性物質、酸化性液体)など

医療廃棄物

 (例)在宅医療で発生した注射器・注射針(インシュリン、エピペンなど)、点滴パック、チューブ、カテーテル、検査キット(PCR検査、抗原検査、抗体検査)など

Q&A

 市民の皆様から寄せられたご質問・ご意見と回答をお知らせします。リンク先をご覧ください。

 

お問い合わせ

生活環境課
廃棄物対策係
住所:栃木県大田原市本町1丁目4番1号 本庁舎2階
TEL:0287-23-8706
FAX:0287-23-8923

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