全国竹芸展

公開日 2012年02月02日

趣旨

 竹林に恵まれた那須地方、特に大田原市は、栃木県文化功労者の故八木澤啓造氏や重要無形文化財保持者(人間国宝)の故勝城蒼鳳氏、藤沼昇氏(いずれも大田原市名誉市民)を始めとする著名な作家が多く、また多くの竹芸愛好家が活発な創作活動を展開しており全国的にも竹工芸の盛んな地域である。

 このような地域特性を生かし、本市では平成7年度に開催した『第10回国民文化祭とちぎ95・大竹芸祭』を契機として、その後10年にわたり毎年全国規模のアマチュア竹芸展を開催してきた。その経験を活かし、さらなる発展を図るべく、第11回全国竹芸展からは募集対象者をアマチュアに限定せず、広く作品を募集することとなった。

この作品展を通して竹工芸関係者の交流を図るとともに、先人たちの竹芸の技と心を受け継ぎ後世に伝え、さらなる発展に寄与することを目指す。

 

 歴史

 

 全国から多くの作品が寄せられる「全国竹芸展」。毎年、緻密に編み上げられた数々の作品が、訪れる人々の心の中に深い印象を残している。

 「竹」は、古くから私たちの生活に深い関わりをもってまいりました。「タケノコ」として春の味覚になり、「竹トンボ」として子どもたちの遊び道具になってきたのをはじめ、日常生活用品・道具として広く活用されてきました。大田原には、この「竹」の林が数多く存在します。その「竹の葉」は、長年にわたり、パンダのえさとして東京上野動物園へ提供し続けていたほど良質です。大田原は、この豊富な「竹」を活かした竹芸品づくりが盛んです。著名な作家も多く、多くの愛好家が活発な創作活動を行っています。このような地域の特性を活かし、平成7年度に開催された「第10回国民文化祭とちぎ95・大竹芸祭」をきっかけとして、毎年、この「全国竹芸展」を開催しています。本市は、出展作品を通じて「竹」文化の発展を目指しています。

  

竹芸品

 

 市内のあちこちで見られる青々とした竹林。大田原の竹の葉は、パンダのエサとして長年、上野動物園へ提供していたほど良質です。そんな竹を活かした創作活動が盛んに行われております。

 

 大田原在住の竹芸作家の作品を集めた販売店「無心庵」(0287-22-5200)は、作家の作品はもちろん、日用品もそろっていて、おしゃれな贈り物や置物に、と多くの人々が訪れています。

関連リンク

全国竹芸展ホームページ(外部サイト)

 

お問い合わせ

文化振興課
文化振興係
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