熱中症に注意しましょう

公開日 2024年06月13日

熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。屋外で活動している時だけでなく就寝中など室内でも発症し、 救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。

近年、気候変動等による影響により、一般環境における熱ストレスが増大し、熱中症になるリスクが高まっています。

熱中症について正しい知識を身につけ、体調の変化に気をつけるとともに、 周囲にも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう。

熱中症予防のポイント

以下のポイントに気を付けて熱中症を予防しましょう。

特に高齢者や子どもは熱中症になりやすいため注意が必要です。

自分の体調の変化に気を付けるとともに、一人ひとりが周囲の人に気を配り、呼びかけあうことで熱中症の発症を防ぐことが大切です。

水分補給

こまめな水分補給を心がけてください。

特に高齢者、障がい者・障がい児の方はのどの渇きを感じなくても、適時水分補給を行ってください。

熱中症になりにくい室内環境

扇風機やエアコンを使い、室温28℃を目安に温度調節を行ってください。

また、室温が上がりにくい環境を確保することも大切です。(換気、遮光カーテン、すだれ、打ち水、緑のカーテンなど)

体調管理

十分な睡眠がとれるよう、心地よく眠れる環境づくりを心がけましょう。

深酒は睡眠不足や脱水症状を招きます。飲酒する場合は適度な飲酒を心がけましょう。

体温調節を上手に行うためには汗をかくことが重要です。軽く汗をかく運動を習慣的に行い、身体を慣らしましょう。

食事

食事を抜かずにきちんと取りましょう。特に朝食は抜かないようにしましょう。

汗で失われやすいミネラルや水分を含んだ野菜や果物を心がけて取りましょう。

外出時の準備

通気性のよい衣服を着用する、日差しが強い時には、日傘や帽子を着用するなど環境に合わせた装いをしましょう。

日陰を利用し、こまめに休息を取りましょう。

団扇や扇子、飲み物を用意しましょう。

体調に合わせた取り組み

こまめな体温測定を行って、体調の変化に気を配りましょう。

調子が悪いと感じたら、身近な人にそばにいてもらいましょう。

保冷剤、氷、冷たいタオルなどで体を冷却し、体温の上昇を防ぎましょう。

熱中症の疑いがある場合には

熱中症の症状

熱中症と疑われる症状には、以下のようなものがあります。

  • 高い体温
  • 赤い・熱い・乾いた皮膚
  • 頭痛・めまい・吐き気
  • 意識障害(応答が異常である、呼びかけに応じないなど)

熱中症になった時の応急処置

熱中症が疑われる場合には

  • 涼しい場所に避難させる(風通しの良い日陰や空調の効いた室内など)
  • 衣服を脱がせ、身体を冷やす(首の回りや脇の下、太ももの付け根など太い血管が通る部分)
  • 冷たい水を補給する(大量の発汗があった場合は経口補水液やスポーツドリンクなどが最適)

などの応急処置をするとともに、気分が回復するまでしばらく安静にしてください。

回復しない場合は、状況を知っている人が付き添い、医療機関を受診しましょう。

意識障害がある、自力で水を飲めない場合は迷わず救急車を要請してください。

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