公開日 2024年07月05日
クビアカツヤカミキリについて
クビアカツヤカミキリは、サクラやモモ、スモモ、ウメなどバラ科を中心とした多種の樹木を加害することで知られる特定外来生物です。
令和5年7月に、市内にあるスモモの木1本で特定外来生物に指定されているクビアカツヤカミキリの被害が確認され、令和6年6月にも新たに被害が確認されています。
幼虫が生木に加害することで樹木を衰弱させて、落枝や倒木等の人的被害が発生する恐れがあるとともに、農作物や生態系に被害が拡大するおそれがありますので、クビアカツヤカミキリを見つけた場合は逃がさずに捕殺してください。
クビアカツヤカミキリには以下の特徴があります。
- 体長約2.5から4センチメートル(オスは小さな個体もある)。
- 全体的に光沢のある黒色で、胸部(首部)が赤色になっている。
- 幼虫は樹木内部で1年から3年かけて成長し、その後、6月から8月に成虫となって樹木の外に現れる。
- 幼虫が生木に食入・加害することで樹木を衰弱させる。幼虫が生木の内部を摂食し、その際フラス(虫糞と木くずが混ざったもの)を排出する。
今後、市内全域においてクビアカツヤカミキリが発見される可能性がありますので、被害を拡大させないためにも成虫を発見した場合や樹木からフラス(幼虫が排出する木くずと糞がまじったもの)が排出されている状態を発見した場合には以下の関係機関に連絡をお願いいたします。
クビアカツヤカミキリ(成虫)
排出されたフラス
ツヤハダゴマダラカミキリについて
ツヤハダゴマダラカミキリはアキニレ、トチノキ、カツラ、スズカケノキ、カエデ科、カバノキ科等に寄生する特定外来生物です。
令和5年9月に、特定外来生物に指定されているツヤハダゴマダラカミキリの成虫が確認され、令和6年6月以降に、トチノキ、カツラ、ヤナギといったように複数の樹種において被害が確認されています。
人体に影響はありませんが、幼虫が樹木内部を食い荒らし、被害が進行すると樹木が枯死し倒木等の恐れがあるため、成虫をみつけた場合にはその場で捕殺してください。
ツヤハダゴマダラカミキリには以下の特徴があります。
- 在来種のゴマダラカミキリに似ているが、胸部の白紋がない。
- 胸部に近い翅部分には白紋がなく、顆粒状突起がない。
成虫は在来種のゴマダラカミキリと非常によく似ているため、疑わしいカミキリムシを発見した場合には以下の関係機関に連絡をお願いいたします。
特定外来カミキリムシ類を見つけたら
- 果樹園等の場合
栃木県那須農業振興事務所 0287-22-2826 - その他の場合
大田原市生活環境課(0287-23-8775)又は、栃木県県北環境森林事務所(0287-23-6363)
所有する樹木が被害にあわれたら
大田原市では、大田原市外来カミキリムシ類被害木伐採事業費補助金として、特定外来カミキリムシ類による被害の拡大を防止するため、成虫の発生源となる被害木を伐採する者に対して、市が予算の範囲内で費用の一部を補助しています。補助金を利用する際は、必ず事前に生活環境課へお問い合わせください。
防除方法等について
防除方法及び登録農薬については、下記の栃木県ホームページをご参照ください。
お問い合わせ
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