令和2年5月 大田原市定例記者会見

公開日 2020年05月21日

情報提供案件

  1. AI-OCR及びRPA活用実証実験の結果報告について
  2. 第2期大田原市子ども・子育て支援事業計画の策定について
  3. 市道南金丸狭原線 環状交差点(ラウンドアバウト)の開通について

会見内容

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1 AI-OCR及びRPA活用実証実験の結果報告について

 令和2年2月から3月にかけて、本市と東日本電信電話株式会社栃木支店が共同で、AI-OCR及びRPAを活用した業務効率化への有効性を分析・検証する実証実験を実施いたしました。現在、市の業務では紙を用いる業務が多数存在しており、職員は紙の帳票を見ながら手作業でシステムに入力することとなるため、多くの時間がかかっている状況にあります。本実証実験では、手書き帳票を電子データ化するAI-OCRと、電子データをシステムに自動入力するRPAを使用することで、職員の手作業による時間を削減し、人件費等の経費の削減や作業の効率化を検証することを目的としております。
 本実証実験の対象として、市民アンケート集計業務、市民健康診査申込業務、要介護認定調査業務の3業務の検証を行い、すべてにおいて約7割から8割と、大幅な作業時間の短縮効果が認められたところです。
 この結果を受けて、本市の今後の取り組みとしては、AI-OCRについては作業時間の短縮による人件費等経費の削減や人的ミスの減少など、作業の効率化が期待できることから積極的に活用してまいります。一方で、RPAについては、作業時間の大幅な短縮が見込めるものの、費用対効果を検証したところ、本市の規模では経費の削減が見込めないこと、またRPAを活用するシステムが少ないことから、引き続き調査・研究を進めることといたします。
 今後もICT技術の積極的導入を図り、電子市役所の推進に努めてまいります。

2 第2期大田原市子ども・子育て支援事業計画の策定について

 子ども・子育て家庭の状況、子育て支援事業の利用状況等を把握し、計画的に事業や施設の整備等を図るために、新たに令和2年度を初年度とする「第2期大田原市子ども・子育て支援事業計画」を策定いたしました。
 本計画は、幼児期の教育・保育、地域の子育て支援の量の拡充や質の向上などを推進していくために、子ども・子育て家庭の状況や、子育て支援事業等の利用状況・利用希望を把握し、計画的な事業や施設整備などの実施を図ることを目的としております。
 計画期間は令和2年度から6年度までの5か年とし、毎年定期的に、進捗状況を把握し、年度ごとの関連事業の進捗状況をも踏まえながら、取り組みを点検・評価してまいります。

3 市道南金丸狭原線 環状交差点(ラウンドアバウト)の開通について

 市道南金丸狭原線の改良前の交差点は、見通しが良く、さらに道路幅が同程度のため、優先関係が分かりにくく、一時停止の見落としによる重大事故が多発しておりました。このため、交差点の形状や交通量等を考慮し、安全・安心かつ効果的で環境に優しい交差点として、事業費1億3千万円を要し環状交差点(ラウンドアバウト)を導入しました。
 期待される導入効果といたしましては、大きく5つございます。1点目は、安全性でございます。速度の低下や交錯箇所の減少により重大事故を抑制することが期待できます。2点目は、円滑性でございます。信号による停止及び一時停止が無いことに伴い、無駄な待ち時間の解消が期待できます。3点目は、環境性でございます。燃料節約と排出ガスの削減、信号機の電力が不要であるため、CO2の削減が期待できます。4点目は、経済性でございます。信号設置費や維持管理費がかからないため、費用の削減が期待できます。最後の5点目は、停電時にも通行可能である他、Uターンによる方向転換が容易であるため、災害時に強い交差点としても期待できます。
 なお、環状交差点の整備は、県内初であり、開通は、令和2年6月5日(金)午前10時からとなります。

(内容は情報政策課広報広聴係で一部編集しております。)

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