令和2年2月 大田原市定例記者会見

公開日 2020年02月25日

情報提供案件

  1. 令和2年度大田原市予算の概要
  2. ゆづかみ保育園の民営化
  3. 大田原市営バスの新規路線等
  4. 「おおたわら令和の名木選」選定
  5. ブリヂストン黒磯工場跡地活用
  6. 令和元年度大田原市那須与一伝承館特別展示「那須家の雛人形」・「那須与一とはー那須神社速報展ー」の開催

会見内容

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1 令和2年度大田原市予算の概要

 令和2年度大田原市一般会計予算(案)及び5つの特別会計予算(案)並びに水道事業会計予算(案)、下水道事業会計予算(案)につきましては、3月市議会定例会に提案し、ご審議をお願いすることとしておりますが、本日午前中に議会全員協議会において、その概要を説明いたしましたので、マスコミ各社の皆様へ発表させていただきます。まず、具体的な説明の前に、皆様に一言申し上げさせていただきます。これまで、厳しい財政状況でありながらも、行政サービスの維持向上のため様々な事業を実施してまいりましたが、財政運営における歳入の根幹である市税や交付税などの一般財源総額が減少傾向であったことから、毎年度、基金の取り崩しによる予算編成を続けてまいりました。もちろん、毎年度の予算編成時には、全ての事務事業の見直しを指示してまいりましたが、思うような歳出経費の削減には至らず、その結果、基金残高の減少傾向が続き、このまま手を打たずに、同様の財政運営を続けますと、基金の枯渇を招き、市政運営に影響を及ぼす可能性があると判断いたしました。そのため、令和2年度の予算編成におきましては、聖域のない行財政運営の大改革を方針とし、前例踏襲から脱却した大胆な削減を前提に編成することといたしました。その間、東京オリンピック・パラリンピックやとちぎ国体等との重複による本市の代表的なイベントである「与一まつり」「大田原マラソン大会」の休止や、市単独補助金の2割削減、また、各種事務事業の見直しや廃止の検討など、市行財政に関する様々な情報が行き交うこととなり、マスコミ各社の皆様にご心配をおかけいたしましたこと、心からお詫び申し上げます。このような状況の中、昨年10月からスタートした予算編成は難航を極め、聖域のない財政運営の大改革として、経費の削減、事業の中止など、全ての事業について費用対効果を厳しく見極め、1月末日にようやく整ったところであります。主な歳出削減内容を申し上げますと、人件費の削減につきましては、3役の給与20%の削減、部課長の管理職手当10%の削減、20%以上の削減を指示した市単独補助金につきましては、小中学校給食費助成事業においては小中学校それぞれ20%の削減を行った他、全ての補助金に対し、改めて受益者負担の原則を適用し、可能な限り20%以上の削減を行い、その他事務事業費全般におきましても、これまでにない大胆な削減を行ったところであります。市長として苦渋の決断ではありましたが、全ての行政サービスは貴重な財源が基となり、その財源に憂いが生じた今、健全な財政運営を最優先課題と捉え、令和2年度予算を「先憂後楽明るい未来創生予算」と位置付し、編成したところであります。それでは、一般会計の概要について「令和2年度 大田原市予算の概要」に沿ってご説明させていただきます。令和2年度の一般会計の当初予算額は、大田原中学校校舎増改築事業や那須地区広域行政事務組合が実施する広域クリーンセンター大田原における、ごみ焼却施設の基幹的設備改良事業、及び共同一般廃棄物最終処分場整備事業への負担金により、前年度と比較して、21億円、6.6%増の338億6,000万円となりました。主な歳入についてご説明いたします。まず歳入の根幹であります市税は、市内企業の操業に伴う固定資産税の増額を考慮し、前年度と比較して2億1,237万7千円 、2.0%増の107億3,341万8千円を見込んでおります。2款の地方譲与税につきましては、森林環境譲与税4,000万円を見込んだことにより増額となりました。6款の法人事業税交付金につきましては、地域間の財政格差へ対処するため、新たに創設された交付金でありまして、8,000万円を見込んでおります。7款の地方消費税交付金につきましては、令和元年10月に消費税率が10%に改正されましたが、現在の歳入実績を考慮し、前年度と比較して5,000万円減額の15億5,000万円を見込んでおります。11款の地方交付税につきましては、前年度と比較して、20億4,500万円増の、80億円を見込んでおります。増額の要因は、震災復興特別交付税でございまして、冒頭でも申し上げましたが、那須地区広域行政事務組合が実施する広域クリーンセンター大田原のごみ焼却施設の基幹的設備改良事業、及び共同一般廃棄物最終処分場整備事業が対象でありますことから、増額と見込んだためであります。15款の国庫支出金につきましては、大田原中学校校舎増改築に伴う学校施設整備交付金や令和元年に発生した台風第19号の復旧事業に係る災害復旧費負担金等は増額と見込みましたが、幼稚園及び認定こども園整備事業や、プレミアム付き商品券事業の終了により、前年度と比較して減額と見込んでおります。16款の県支出金につきましては、東京オリンピック事前キャンプに係る負担金、国勢調査委託金を見込んだことにより、前年度と比較して増額と見込んでおります。17款の財産収入につきましては、国庫支出金の説明でも申し上げましたが、プレミアム付き商品券事業の終了により平年並みと見込んでおります。19款の繰入金は、前年度と比較して2億3,708万5千円、20.0%減の9億5,091万8千円を見込んでおります。内訳は、財政調整基金から3億円の他、合併振興基金から2億4,000万円、スクラム基金から1億円、公共施設整備等基金から3億円、森林環境譲与税基金から1,091万5千円など、目的基金から6億5,091万5千円の繰入れを見込んでおります。22款の市債は、道路整備事業、防災行政無線整備事業、大田原中学校校舎増改築事業などの継続的な事業に加え、台風第19号に係る災害復旧事業、野崎駅東口整備事業など、建設事業の財源として見込むこととし、前年度と比較して5億7,280万円、20.2%増の34億670万円を見込んでおります。次に主な事務事業につきまして、大田原市総合計画「おおたわら国造りプラン」の基本構想に基づく基本政策の6項目に沿ってご説明申し上げます。最初に、基本政策1の「豊かな自然と調和する、安らぎある快適な環境のまちづくり」につきましては、1の生活環境の向上では、太陽光発電システムや住宅用省エネ設備設置に対する助成事業を、2の自然環境の保全では、イノシシやハクビシンによる被害対策としての防護柵設置などへの助成事業を引き続き実施してまいります。7の道路・河川の整備では、国庫補助事業を活用した市道整備事業や道路や橋りょうの維持補修事業を実施し、道路利用者の安全を確保してまいります。8の公共交通の整備では、地域住民の日常生活に必要な交通手段の確保を目的とした市営バス及びデマンド交通事業などを引き続き実施してまいります。基本政策2の「歴史や伝統文化を継承し、豊かな心を育むまちづくり」につきましては、12の生きる力を育む学校教育の推進では、学校支援員、教科指導助手、英語活動指導員やスクールカウンセラー等による教育支援体制の充実や、大田原中学校校舎増改築事業を進めてまいります。また、冒頭でも申し上げましたが、市内小中学校児童・生徒の給食費助成事業につきましては、一部ご負担をいただくこととしましたが引き続き行ってまいります。基本政策3の「次代につなぐ賑わいを創生する、魅力と活力あふれる産業のまちづくり」につきましては、16の農業の振興では、新規就農者に対する助成事業としての農業次世代人材投資事業や、大田原南、荒井町島、下深田、中田原地区の県営圃場整備事業、練貫地区の圃場整備事業と併せて実施する住宅団地整備事業を実施してまいります。20の観光の振興では、ご承知のとおり、与一まつりは休止いたしますが、各地で開催される各種祭りへの支援やグリーンツーリズム事業を推進し、観光客の持続、増加を図ってまいります。基本政策4「いたわり、支えあい、すべての市民が健康で安心して暮らせる心のかよったまちづくり」につきましては、21の健康づくりの推進では、がん検診をはじめ各種健康診査や予防接種の助成、22の結婚支援と子育て支援の充実では、結婚の促進、妊娠から出産の支援、保育園、認定こども園、学童保育館の運営など、結婚から子育てにおける支援を引き続き実施し、23高齢者福祉の充実と介護保険事業の充実では、一人暮らしの方や高齢者世帯の方々が地域で安心して生活できるための「安心生活見守り事業」、「ささえ愛サロン事業」など、誰もが安心して暮らせるまちづくりを目指してまいります。24の障害者にやさしいまちづくりの推進では、障害者の自立支援や医療費助成を引き続き実施してまいります。基本政策5「市民にひらかれた安全で安心な明るい地域をともにつくるまちづくり」につきましては、28の防災体制の充実では、地域の防災の要となる自主防災組織の結成の推進、防災士養成講座、令和元年度から着手している新たな防災行政無線整備事業を進めてまいります。基本政策6「情報化と広域連携を進め、効率的・効果的な行財政運営のまちづくり」につきましては、38の広域連携の推進では、八溝山周辺地域定住自立圏関連事業、移住コーディネーターの設置、各地区で活動を展開している地域おこし協力隊事業を引き続き実施してまいります。続きまして、令和2年度主な新規(拡充)事業についてご説明いたします。政策1では、1の市営バス運行事業において、黒磯駅と黒羽高校間の新規路線の運行開始、リースによる市営バスの更新。3並びに4の那須地区広域行政事務組合負担金は、同組合が実施する広域クリーンセンター大田原における、基幹的設備改良事業、及び共同一般廃棄物最終処分場整備事業の本格的な工事への負担金であります。7の野崎駅東口整備事業は、野崎駅周辺における道路や広場等が未整備である東口の都市基盤整備事業に着手してまいります。政策2では、4の大田原中学校校舎増改築事業は本年9月の完成を目指し、引き続き教室棟の新築工事を実施し、7の東京オリンピックの事前キャンプ受け入れ事業は、栃木県との連携による、ハンガリーハンドボールチームの受け入れを計画し、8の国体推進費では、実行委員会の結成に伴う助成、美原第二球場の改修等を実施してまいります。政策3では、2の森林環境譲与税事業は、森林の持つ公益的機能を広く享受するため、森林の適正な整備を図ることを目的とする各種事業や、3の企業誘致条例に基づく奨励金の交付を実施すしてまいります。政策4では、2の認定こども園施設整備事業費補助金は、ふたば幼稚園が実施する認定こども園整備事業を助成し、3の私立保育所等特別保育事業費補助金は、給食費の負担がある3歳から5歳の入園児に対する副食費の助成を実施するものであります。政策5では、令和3年度の運用開始を目指し、市内全域の屋外拡声器設置や携帯電話、固定電話等を利用した防災情報の提供を可能とする3の防災情報伝達システム整備事業を引き続き実施してまいります。政策6では、公共施設の適正化を図るため、4の公共施設等個別施設計画策定事業を進め、5のマイキーID設定支援業務委託は、マイナンバーカードの普及とマイナポイント利用に係る支援を行ってまいります。日本経済は、雇用・所得環境の改善が続き、景気は緩やかな回復基調と見込まれておりますが、本市におきましては、歳入の大宗を占める市税収入は前年度と比較して増額となりましたが、地方交付税を含む一般財源総額は依然として厳しい状況が続き、加えて基金の減少傾向が続くことが見込まれるため、一部のサービスは縮小、廃止をいたしましたが、幅広い行政需要に対応する予算を編成いたしました。引き続き、聖域のない行財政改革を推進し、経常経費の抑制はもとより、全ての事務事業の見直しに努め、健全な財政運営を目指してまいります。

2 ゆづかみ保育園の民営化

 ゆづかみ保育園の民営化につきまして、ご説明申し上げます。現在、本市におきましては、令和2年度から令和6年度までを実施期間とする「第2期大田原市子ども・子育て支援事業計画」を策定しておりまして、本市における子ども・子育て支援を取り巻く現状や課題等を踏まえ、公立保育園の運営等につきまして検討しているところであります。ゆづかみ保育園についてでありますが、自然豊かな農村部に立地している保育園であります。この恵まれた環境を、さらに有効に活用するためには、実績のある民間の法人に運営をお願いして、さらなる保育サービスの向上を図ってまいりたい、という思いから民営化を進めることとなりました。移管先の法人につきましては、「大田原市ゆづかみ保育園民営化移管先法人選考委員会設置要領」に基づきまして、選考委員会において選考いたします。選考委員会は保健福祉部長を委員長とし、関係課長7名を委員といたします。法人の公募は、令和2年4月から開始し、令和2年7月に一次審査の書類選考、二次審査の面接及びヒアリングを行いまして、令和2年8月に決定する予定であります。その後、移管先法人と民営化に向けての準備を行い、令和3年1月から現在の保育士と移管先の法人の保育士との合同保育を実施し、令和3年4月1日から民営化を実施いたします。現在の本市の保育業務における状況、課題を踏まえ、子どもたちの安全性、よりよい保育サービスの向上を第一に考え、検討いたしました民営化でございます。ゆづかみ保育園の保護者の皆様のご理解をいただけるよう努力をしてまいります。本市の幼児教育・保育事業が、さらなる飛躍を遂げるために市民の皆さまのご理解・ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

3 大田原市営バスの新規路線等

 大田原市営バスは、地域住民の日常生活に必要な交通手段としてこれまでもご利用いただいておりますが、令和2年度から、新規路線「黒磯駅・黒羽高校線」の運行開始と、既存路線「蛭田・湯津上線」の一部を変更するため、情報提供いたします。まず、新規路線につきましては、黒羽高校が令和2年度から、生徒数の減少等により“小規模特例校”となりますが、通学の利便性を高めることで、生徒数を確保し、黒羽高校の存続に寄与するため、また、学校側やPTAからの強い要望により、黒磯駅から黒羽高校間を運行する「黒磯駅・黒羽高校線」を新規に運行いたします。この路線は、起点を『黒磯駅東口』とし、鍋掛・寒井・堀之内を通り、終点を『黒羽高校』とする路線で、詳しい経路・停留所は、別紙の運行経路図をご参照ください。また、運行の時間帯は、朝、駅から通学のための1便と、夕方、高校から帰りの1便を予定しております。現在、黒羽高校へ乗り入れている市営バスは、那須塩原駅から雲巌寺まで運行している「雲巌寺線」がありますが、 今回、黒磯駅から出発することで、通学に要する時間と費用の負担が軽減され、今以上に通学者の利便性の向上が図られるものと期待しております。次に、既存路線「蛭田・湯津上線」の一部変更につきましては、昨年、都市計画道路3・3・2号線が開通したことによって、人や交通の流れが変わってきています。地元からは、「市営バスを通して欲しい」との要望もあり、この付近には、中央多目的公園やトコトコ大田原などがありますので、これらの施設利用を促すためにも、まずは既存の1路線の運行経路を変更し、この通りを運行することといたしました。また、この通りには、新たに2箇所の停留所を設け、これまでどおり『市役所』を経由し、『那須赤十字病院』まで運行いたします。なお、これらの改正は、3月議会での議決が必要ですので、取り扱いについてはご配慮願います。その他、4月1日の改正に合わせ、既存の路線の時刻も全体的に調整しますので、そちらの情報については、周知できる状態になりましたら、ホームページ等で公開いたします。

4 「おおたわら令和の名木選」の選定

 これまで本市の名木については、旧大田原市において平成2年度から3年度にかけて調査・選定されました「おおたわら名木101選」がありました。以来、新たな名木を選定するには至っておらず、長年の風雨や自然災害による倒木などにより相当数が消失している現状があります。そこで、市民ボランティア団体などの協力を得て、改めて天然記念物に指定されている樹木をはじめ、市内有数の巨木、古木を調査し、現在の樹勢、樹形、生育環境などを総合的に評価し、今回30箇所を選定いたしました。様々な樹種があり四季折々に楽しめる樹木ばかりですので、市内外の方々に是非大田原市の魅力を再発見していただきたいと思います。また、市広報誌上に4月から毎月2、3箇所を1年にわたりご紹介してまいりますので、見頃を迎えた令和の名木をご覧いただけると思います。なお、現地に設置する標識にはQRコードを貼付いたしますので、携帯端末から市ホームページへアクセスすることで、詳しい説明を閲覧できるよう配慮しております。

5 ブリヂストン黒磯工場跡地活用

 過日の新聞報道でも皆様ご存じだと思いますが、JR那須塩原駅近くのブリヂストン黒磯工場跡地の有効活用について、当該土地は大田原市の玄関口であり、渡辺美知太郎 那須塩原市長が掲げる「県北20万人~30万人都市構想」においても、栃木県北地域全体として大変重要な位置を占めていると認識しております。加えて2月10日には、大田原市商工団体連絡協議会から「ブリヂストン黒磯工場跡地の有効利用に関する要望書」もいただいておりますことから、本日、正式に「当該工場跡地の有効活用」に関し、渡辺美知太郎 那須塩原市長と共同歩調をとり、今後連携して当該土地の利活用について再考するよう事業者に働きかけていくことを表明したいと思います。

6 令和元年度大田原市那須与一伝承館特別展示「那須家の雛人形」・「那須与一とはー那須神社速報展ー」の開催

 那須与一伝承館では、2月11日から3月22日までの間、特別展示会を2本開催いたします。今年は、「那須家の雛人形」展と、「那須与一とは~那須神社速報展~」展を開催いたします。「雛人形」展では、ひな祭り期間に合わせ、那須家に江戸時代から伝来した雛人形を公開します。また、「那須与一とは」展は、与一が扇の的を射たといわれる時期に合わせて行う展示会です。今回は、与一ともゆかりの深い、那須神社に関する調査の現況を、いち早くご紹介します。このほか、関連企画として、弓矢体験や、つるし雛などの手芸品の展示会も行います。皆様万障お繰り合わせの上、ぜひ伝承館へお越しください。

(内容は情報政策課広報広聴係で一部編集しております。)

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