旧黒羽藩主大関家蔵本多弥八郎より大関左衛門督宛状(きゅうくろばねはんしゅおおぜきけぞう ほんだやはちろうよりおおぜきさえもんのかみあてじょう) 市指定有形文化財(古文書)

公開日 2017年03月17日

  • 指定年月日 平成4年11月24日
  • 所在地 大田原市前田980-1 黒羽芭蕉の館 
  • 所有者 大田原市
  • 員数 1通
  • 製作年代 安土桃山時代
  • 大きさ 縦31.9センチメートル 横50.0センチメートル

これは関ヶ原合戦後の慶長5年(1600)10月27日付けで、黒羽城主大関資増(すけます)に宛てた本多正純(まさずみ)書状です。

紙質は厚手の楮紙(ちょし)で、形状は折紙(おりがみ)で、包紙があります。

この書状は、大関資増からの「飛札(ひさつ)」(飛脚に託して届けた書状)に対する返書です。関ヶ原合戦が終わり、四国・西国までも残らず徳川氏の支配下に入ったことを通知し、黒羽方面での昼夜のない防備態勢について徳川家康に申し入れたことを伝える内容となっています。

この書状や同日付の徳川秀忠書状(市指定文化財)の他、慶長5・6年の大関資増受給文書としては、浅野幸長(よしなが)・久代(くしろ)景備(榊原康政家臣)・鈴木重信(伊達政宗家臣)・大久保忠隣(ただちか)・永井直勝・結城秀康らの書状があり、いずれも「大関家文書」(大田原市蔵)に含まれており、中近世移行期の黒羽・大関氏に関わる重要な史料です。

旧黒羽藩主大関家蔵本多弥八郎より大関左衛門督宛状(きゅうくろばねはんしゅおおぜきけぞう ほんだやはちろうよりおおぜきさえもんのかみあてじょう)

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