絹本著色 釈迦涅槃図(けんぽんちゃくしょく しゃかねはんず) 県指定有形文化財(絵画)

公開日 2017年03月14日

  • 指定年月日 昭和45年11月20日
  • 所在地 大田原市黒羽田町450 大雄寺(だいおうじ) 
  • 所有者 大雄寺
  • 員数 1幅
  • 製作年代 江戸時代
  • 作者 左近入道徳永
  • 大きさ 縦295.0センチメートル 横254.0センチメートル 軸装

絵所左近入道徳永の筆による釈迦涅槃図です。延宝8年(1680)8月15日、神田安衛により寄進されました。

本図は、栃木県下の釈迦涅槃図中、最も大きく古いものの一つです。涅槃図は、釈迦入滅(にゅうめつ)(釈迦の死)を描いたものです。この絵では、釈迦像は比較的大きく描かれ、入滅の顔は安らかで、諸弟子の悲しみが見る人の心を打ちます。下辺に描かれた鳥獣も打ちひしがれて、さらに人の心を深めます。構図にもゆとりがあり、優れた作品です。明治期に修理されています。

大雄寺では、2月25日の涅槃会(ねはんえ)に際し、本図を本堂に掲げて法要を営んでいます。

絹本著色 釈迦涅槃図(けんぽんちゃくしょく しゃかねはんず)

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大雄寺

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