紙本墨画 楊柳観音像(しほんぼくが ようりゅうかんのんぞう) 県指定有形文化財(絵画)

公開日 2017年02月10日

  • 指定年月日 昭和47年1月21日
  • 所在地 大田原市黒羽田町450 大雄寺(だいおうじ) 
  • 所有者 大雄寺
  • 員数 1幅
  • 製作年代 江戸時代
  • 作者 小泉斐(あやる)
  • 大きさ 縦173.0センチメートル 横89.0センチメートル 軸装

 文化3年(1806)小泉斐(1770から1854)によって描かれた、楊柳観音の立像です。

 「文化丙寅秋日那須惣社司甲斐守従五位下藤原朝臣光定於神宮寺謹写」と署名があります。

 楊柳観音は三十三観音の一つで、左掌上に盌(わん)をのせた手を胸前に、右手親指と人差し指で楊柳の小枝をとって盌にかざし、目を伏せて盌を凝視しています。墨一色で、化仏(けぶつ)のある宝相華文(ほうそうげもん)の透彫(すかしぼり)の宝冠の両面から垂れる宝石の糸、胸に輝く瓔珞(ようらく)、金襴(きんらん)の衣、両側に長く垂れて美しく翻る天授等が描かれています。特に、面相は温顔優雅で、衆生済度(しゅじょうさいど)の慈悲が表れています。

 

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大雄寺

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