公開日 2019年10月28日
大田原市では、市制施行20周年の記念事業として、昭和49年11月1日に市の花として「キク」、市の木として「イチョウ」、市の魚として「ミヤコタナゴ」を指定しました。
また、新元号「令和」が施行され、本市においては新庁舎が完成するなど、市制施行以来の大きな節目を迎えた令和元年には、市の鳥として「ウグイス、ヒバリ」を指定し、令和元年10月26日(土曜日)に開催された「新庁舎グランドオープン式典」において発表を行いました。
市の花 キク
毎年11月に産業文化祭の会場で大田原市菊花展が開催され、訪れる多くの人の目を楽しませています。
また、市内の小中学校では、教育祭への出品を目指し、地域の高齢者や専門家の指導を受けてキクの栽培に取り組んでいます。
市の木 イチョウ
写真は、薬師堂境内のイチョウ。手前にあるのは貞享元年(西暦1684年)建立の七重の塔。
市の魚 ミヤコタナゴ
ミヤコタナゴは、コイ目コイ科のわが国固有の種です。かつては関東平野の小川にたくさん生息していましたが、いまでは市内親園や羽田地区のほか、全国でも数か所でしか見られません。
昭和49年に国の天然記念物に指定されています。
市の鳥 ウグイス、ヒバリ
- ウグイス
ウグイスは、スズメ目ウグイス科ウグイス属の一種で「ホーホケキョ」と大きな声でさえずることでとても有名です。市内の山林でも笹の多い林や藪に生息しています。春の訪れを告げる鳥とされており、旧黒羽町の鳥として指定されていました。
- ヒバリ
ヒバリは、スズメ目ヒバリ科ヒバリ属に分類されます。市内の農耕地に生息していて、ウグイス同様、春の訪れを告げる鳥とされています。旧湯津上村の鳥として指定されていました。また、那須与一の弓の修練の逸話に登場します。(那須与一が、弓の稽古にひばりを射ていたところ、通りがかりの旅の法師から無益な殺生を避けるため、ひばりの蹴爪を狙って射るように諭され、ひばりの蹴爪を射て弓の修練をしたそうです。)